おいしい非常食
非常食の味がイマイチ…、というのは、一昔前です。
科学の進歩とともに、最近の非常食は、おいしく進化しているのです。
ふわふわのパンが入った缶詰や、冷たい水だけでも、おいしく戻せるエビピラフ、片手でサッと栄養補給できるスティック羊羹、温めなくても固まらずになめらかなカレーなど、おいしいグルメが揃っています。
備蓄食だって、食べ慣れた美味しさを追求したい。
という方には「ローリングストック」がおすすめ。
普段から多めに食料品を買っておき、食べたら食べた分だけ新しく買い足すことで、いつでも家に一定量の食料備蓄がストックされている状態をキープする方法です。
日常生活の中で、いつもの食事として消費しながら備蓄できるので、もしものときも普段に近い食生活を送れることが目的になります。
どんどん食料品を食べていくので、賞味期限を切らして食品ロスを増やしてしまう心配が小さい点もローリングストックの魅力です。
常温で保存でき、賞味期限が長く、すぐに食べれるという点でレトルト食品や缶詰、フリーズドライのスープなどはローリングストックに、ぴったりです。
キャンプや登山に行くときに持っていくことでストックを回すのも、おすすめ。
いつもの食卓にプラスしやすいのはもちろん、普段あまり料理をしないという方でも、美味しい加工品を食べ回していきやすい点は大きなメリットです。
さらに自宅にストックがあれば、忙しくて料理の時間が取れない日は存分にレトルトに頼るなど、家事の時短にもなります。
いずれも賞味期限前に、おいしく食べることが重要になるので、それぞれのアイテムの賞味期限をしっかりと管理しやすい収納を心がけましょう。
ローリングストックは防災備蓄としても、普段の炊事の手助けにもなるので、おすすめです。
一方では、賞味期限の管理や収納に工夫が必要といった手間のかかる一面も。
もっと、かんたんに防災備蓄を揃えておきたい、という方は非常食セットを購入してしまうのが、おすすめです。
セットに含まれる商品は賞味期限が揃っていて、メニューのバリエーションが広く設計されているので、あれこれ悩む必要がありません。
購入した非常食セットに、お好みの保存食をプラスすれば、オリジナルの備蓄食を完成させるのもラクラク。
用意したい人数や日数に合わせて手頃に選べるのもセット商品ならではのメリットです。
気がついたら全ての食料品が古くなっていた、なんてことがないように、セットの賞味期限が、いつ切れるかだけは、外箱に書いておくなどして忘れないようにしましょう。
防災備蓄として何日分の非常食を用意したらいいか迷ったら「まずは3日分」と覚えておきましょう。
バリエーションの豊かさと、温めても、おいしく食べられることを気にかけると、満足度の高いメニューが用意できます。
最近の非常食は、おいしく進化しているので、まずは食べ比べてみて好みnアイテムを知っておくことも重要です。
その上でローリングストックや非常食セットの用意など、ご自身のライフスタイルにマッチした方法で備蓄を進めると無理のない防災を実現できます。
非常食を考えてみましたが、他にも災害備蓄として考えておく品物もあります。
たとえば、赤ちゃんがいるのであれば、おむつ。
持病持ちなら、薬。
それぞれの非常備蓄品は、生活スタイルによって変わるものです。
普通の生活をしていると、あって当たり前のような品物でも、災害時には、無くては困るものだったりします。
一度、最低限、必要なものと絶対に必要なものを考えてみてください。
もしものときに困らないよう、備えのある暮らしを整えていきましょう。