IPカメラが主役に!

・同軸カメラをIPカメラに置き換えよう!


近年、IP(ネットワーク)カメラの機能や性能は飛躍的に進歩をしています。性能の向上にともないIPカメラの需要は増加し、出荷数ではアナログカメラを上回る勢いとなっています。


通常、防犯カメラの寿命は一般的に5~7年程度のため、カメラを入れ替えるタイミングでIPカメラシステムの導入をおすすめします。


IPカメラの導入によって、システムのパフォーマンスとセキュリティの向上につながります。


今後、コンピューターとカメラが一体化するIPカメラは、画質だけでなく検知や認識技術の更なる進化を遂げるととが期待されます。


・IP(ネットワーク)カメラは設置が簡単で導入しやすい!


IPカメラの導入はネットワークの知識やPCの操作が必要であるというイメージがあるかもしれませんが、NVR(ネットワークビデオレコーダー)とIPカメラを接続するだけでアナログカメラと同様に簡単に設置できるシステム構造が可能です。


最新のテクノロジーを活かして、より安全で効果的な防犯システムを検討してみませんか?


・POEとは?


POEとはPower over Ethernetの頭文字を取ったもので、LANケーブルを通じて電力を供給する技術のことです。


NVRの専用POEポートに配線します。


POE給電で電源装置も必要ありません!


・IPカメラに置き換えるメリットとデメリット


メリット


画質が鮮明


カメラで映像をデジタル化してLANケーブルで伝送するため、データが劣化しにくく、アナログカメラと比較して映像がきれいです。


設置が簡単


LANケーブルを経由して電源を供給するので、カメラ毎に電源ケーブルを用意する必要が無く、配線も簡略化できます。


デメリット


費用が高い傾向にある


※カメラ側でSDカードを使用する場合は、レコーダーを設置せず運用できるため初期コストが抑えられることがあります。


映像のタイムラグが発生する


映像の圧縮・伸長の処理が入るので、どうしても遅延します。


・既存の防犯システムを有効に活用


同軸ケーブル配線の有効利用


新しくLANケーブルを配線するかとが難しい場合でも、既設の

同軸ケーブルを有効に利用してIPカメラを導入する方法があります。


イーサネット長距離同軸伝送ユニット(BDE-IPE)を使用することで、信号と電源の長距離配線が可能になりますので、IPカメラに置き換えることができます。


LANケーブルの新規の配線や既設の同軸ケーブルの撤去が不要となり、工事費用・工期を大幅に削減するかとができます。


既設のアナログカメラシステムにIPカメラを増設


既にチャンネル全てにカメラを接続しておりカメラの増設が難しいDVRの場合でも、DVRをネットワークに接続すればIPカメラを増設することができます。


ネットワークの知識が少し必要になりますが、PCがなくてもDVRから設定が可能です。


カメラ1、2台の追加であればDVRを買い替えることなく、IPカメラで簡単に増設が可能になります。


最後に


防犯カメラも監視カメラも使用環境や保守点検の有無によってその寿命は大きく変化します。


長い期間使用するためには、できるだけ良い環境に設置し、日々のメンテナンスを欠かさないことを心がけてください。


ただし、長期間古い製品を使い続けることはおすすめしません。


肝心な時に故障したり、撮影した映像が不鮮明であれば防犯カメラ・監視カメラ本来の用途としての機能が発揮されません。


設置後5年程度経過した防犯システムは故障していなくても、更新を検討してみることも必要です。


IPカメラシステムの導入は案外難しくありません。


古いシステムの更新のタイミングでアナログカメラではなく、簡単に設置できるIPカメラシステムを導入してみませんか?