周辺の通りや防犯ポイントを確認
賃貸マンションなどの共同住宅や一戸建て住宅を選ぶときには、最寄駅から物件までどのくらいの時間がかかるかを意識することが多いのではないでしょうか。
もちろん、駅までの時間や距離は通勤などには重要な点ですが、このときに合わせて最寄駅から物件までの道順や周囲の治安もチェックしておくべきでしょう。
尾行や待ち伏せなど女性を標的にした被害の多くは、家までの帰り道や家の周辺などで発生しているからです。
そこでまず、候補にあげている物件の周辺の人通りを確認しましょう。駅の周辺は店舗も集まっているので一定の人通りはあるでしょう。
物件が駅の近くであるならまだしも、駅から少し離れた住宅街にある場合には、住宅街に入るにつれて徐々に人通りが少なくなることもあります。
人通りが少なくなれば、それだけ防犯上の危険も高まる可能性があるので、駅から物件までの道順を確認するときには、最短ルートだけではなく多少大回りをしても人通りの多いルートで帰れるかどうかを調べておくことをおすすめします。
袋小路や狭い路地が多い場所などもなるべく避けたほうがいいでしょう。
不審者が近づいてきたときに逃げられなくなるリスクがあるからです。
また、住む場所を決める前にやるべきこととして、最寄りの駅から自宅までの帰り道に暗い場所がないかを実際に夜間に歩いて確認しておくことも防犯上の重要なポイントになります。
日中は安全と思えても、街灯が少ない通りは夜間には暗くなり不審者が隠れていても気づきにくくなるからです。
このときに、通りに防犯カメラの設置があるかどうかや帰り道の導線に24時間営業のスーパーやコンビニストア、交番など夜間に危険を感じた際に逃げ込める場所があるかどうかも合わせて確認しておくといいでしょう。
もしも、帰り道のルート上に立ち寄れる場所が無かったり暗がりが目立ったりする場合には、街灯の設置が多い明るく人通りの多いコースを見つけておきましょう。
安心できる賃貸マンション・一戸建て住宅の選び方
住みたいと思っている物件の周辺環境チェックが済んだら、次は物件の防犯設備のチェックです。
賃貸マンションなどの共同住宅では、エントランスはオートロックになっているかどうか、防犯カメラの設置はあるか、エレベーターは外部から直接見られない位置にあるか、などです。
防犯設備の有無は、空き巣などの被害にあうリスクを軽減するうえで有効です。
ただ、オートロックがあるからといって必ずしもそれで安心というわけではありません。
まら、高層階の部屋を選んだから空き巣が入りにくくて安心というわけでもありません。
警視庁の調べによれば、マンションなどの4階以上の共同住宅では、無施錠となった玄関などから侵入される割合が高くなっています。これは、エントランスがオートロックだからとか高層階だからなどの理由で安心して、施錠に対する意識が薄らぎ、ついつい油断をしてしまう心理についた犯行とも言えます。
また掛けたはず、掛かっているはずという思い込みも無締りの原因をなります。ですから、オートロックがあるから侵入されないだろうとか、高層階だから侵入できないだろうとか過信せず、玄関の戸締りや窓の鍵は必ずかけるという習慣を身につけましょう。
また、侵入窃盗の侵入手段として無締りに次いで多いガラス破りに対する対応策も考えておきましょう。
外部から割られにくくする方法としては、内側に防犯フィルムを貼ることで鍵の周辺を強化する方法が効果的です。
ガラス破りが発生したときにアラームが鳴る仕組みのセンサーを取り付けるという方法もあります。
マンション全体の防犯をチェックする場合には、屋上の入口に施錠がされているかどうか、エレベーター前や廊下に防犯カメラが設置されているかどうか、踊り場などの共用部からベランダに飛び移れそうな場所がないかどうか、などのポイントを確認しておくことも物件を選ぶうえで重要となるでしょう。
一戸建て住宅の選び方
新たな住まいとして、一戸建て住宅を考える場合には、外部からの見通しという点が防犯上のポイントになります。
一戸建て住宅への侵入窃盗の侵入口では表から死角になっている窓からの侵入がもっとも多くなっているからです。
窓から侵入されることを考えると、透過性の低いコンクリートなどの壁では、侵入された後に周囲から気付くことができないリスクがあります。
フェンス際に植裁をして垣根をつくり、ある程度周囲から中を見通せることができて、かつ不審者が登りづらい背丈の高い縦格子で囲いをするなど、なるべく死角をなくす努力をしましょう。
死角にあたる通路などに音の出る砂利を撤いたり、センターライトを設置したりすることも、侵入を躊躇させることに役立ちます。
一戸建て住宅を選ぶ際は、なるべく死角の少ない敷地を選ぶことが重要です。
空き巣被害を未然に防ぐために知っておきたい防犯の条件
空き巣被害を未然に防ぐためには、次のような防犯の条件を意識することが大切でしょう。
留守と悟られない工夫があるか
空き巣に留守だと悟られてしまう住宅は、標的になりやすい家をいえます。
空き巣はインターホンを鳴らして留守を確認するなど、侵入を試みる際にはさまざまざな方法を使います。
空き巣にインターホンを鳴らされてしまうのを避けるには録画機能付きのカメラインターホンなどの防犯設備が整備されている物件を選ぶのが効果的です。
簡単に侵入できない工夫があるか
空き巣は、住宅に侵入する際に時間がかかると通行人に目撃されるリスクや住人が帰宅するリスクが高まるために、侵入を断念する傾向があります。
5分以内に侵入できない場合には約半数が断念し、10分以上かかるとほとんどはあきらめといわれています。
ですから、簡単に自宅に侵入させないことこそが、空き巣被害を未然に防ぐ大きなポイントとなります。
自宅に使用されているドアやドアのカギ、窓、シャッターなどに防犯性の高い建物製品に適用されるcpマークがついたものがありますが、これらの製品が自宅の防犯装備に取り入れられていれば空き巣の侵入を抑止する効果が期待できます。
また、警備会社のステッカーが貼られていれば、セキュリティ対策がなされている住宅だということがわかり、侵入を躊躇する効果も期待できます。
空き巣が犯行をあきらめる環境であるか
空き巣が犯行をあきらめる要素としては、声をかけられたなど、犯行中に周囲に気付かれることを恐れる空き巣が多いことが警視庁の調査からわかります。
自宅の周辺に人通りが多ければ、空き巣の犯行を思いとどませる条件にもなるでしょう。
補助錠やセキュリティシステムも空き巣の侵入を防ぐ有効な抑止対策になります。
物件を選ぶ際には、周囲の環境や防犯設備が整備されていることを十分に考慮しましょう。
物件は現地に出向いて自分で確認が大切
物件探しをする際には、ここまで紹介したようなチェックポイントを考慮して慎重に選ぶことが大切となります。
また最近では、賃貸物件を動画で内見できるサービスもありますが、いざ引越しを決めてから後悔することにならないよう、やはり現地に足を運んで自分自身で周辺環境や治安環境を含めて入念に確かめることが大切です。
ただ、費用を含め自分の条件にかなった物件というのは、なかなか見つかるものではありません。何かの条件を妥協して決めなければならないことも出てくるでしょう。
周辺環境や防犯設備の有無もしかりです。そんな場合には、防犯カメラやホームセキュリティ等の防犯システムの導入などを検討することをおすすめします。
女性の新居選びのポイント
共通項目
1.最寄駅までの道のりに人通りが少ない暗い物騒なところはないか
2.最寄駅までの道のり周辺に袋小路や狭い路地が多くないか
3.最寄駅までの道のりにコンビニエンスストアや交番など万が一もの際に逃げ込める場所があ
るか
4.録画機能付きインターホンなどの防犯設備があるか
5.ドアや鍵、窓や雨戸などに防犯性能の高い製品が使われているか
6.地域の近所づきあいが円滑で人通りが多いか
共同住宅選びのポイント
1.オートロックや防犯カメラなどの防犯設備が設置されているか
2.屋上の入り口が施錠されているか
3.共用部からベランダに飛び移れそうな植木や物置などないか
一戸建て選びのポイント
1.外部から死角になっている場所が多くないか
2.ある程度周囲から中を見通せるか

